薬用育毛剤 リッチハーベストローションの評価

総合評価:

薬用育毛剤 リッチハーベストローション

リッチハーベストローション

医薬部外品

商品の概要
株式会社コスメティックアカデミーが販売している医薬部外品の育毛ローション。岡嶋博士が提唱するIGF-1育毛理論(カプサイシンとイソフラボンで育毛を促進)を元に開発された商品です。

効能・効果 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛育促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛

リッチハーベストローションの成分

有効成分
ニコチン酸アミド、ビタミンB6、D・パントテニルアルコール
その他の成分
ベタイン、フェノキシエタノール、エタノール、精製水、クエン酸、香料(ラズベリーケトン)

有効成分

「薬用育毛剤 リッチハーベストローション」に含まれる、有効成分は以下の3つです。

ニコチン酸アミド
ビタミンB群の一種で、別名として「ナイアシンアミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれる成分です。体内で酸化還元反応を幅広くサポートする補酵素として働いており、皮膚や粘膜を正常に保つ作用や、血流をよくする作用があります。
ビタミンB6
皮膚や粘膜を正常に保ち、神経や血液の働きにも重要な役わりを果たします。
D・パントテニルアルコール
パンテノールとも呼ばれます。水溶性のビタミンで、ビタミンB群のひとつとしても知られ、「プロビタミンB5」とも呼ばれています新陳代謝を活性化し、毛髪や皮膚の栄養状態を整える効果があります。多くのヘアケア剤や化粧品に含まれている成分です。

主なその他成分

香料(ラズベリーケトン)
キダチアロエから抽出したエキスです。高い保湿力があります。

リッチハーベストローションの育毛へのアプローチ

リッチハーベストローションは岡嶋研二博士(名古屋Kクリニック院長、元名古屋市立大学大学院教授)が提唱する、IGF-1育毛理論にもとづいて開発された商品です。

IGF-1育毛理論を少し説明しますと、インスリン様成長因子-1(IGF-1)は若返り効果を持った重要な物質ですが、これを安全に増やす方法が今までありませんでした。しかし、知覚神経を刺激すれば体内のIGF-1を増加させることがわかり、その効果で育毛するという考え方です。

リッチハーベストローションの育毛へのアプローチは、このIGF-1育毛理論に基づいていますので、知覚神経を刺激するための成分として、ラズベリーケトンが配合されています。

しかし、もともとのIGF-1理論は、カプサイシン(唐辛子)とイソフラボン(大豆)でしたが、リッチハーベストローションでは、カプサイシンの代わりに、化学構造が似ているという理由で、ラズベリーケトンが配合されています。

IGF-1理論自体は否定するつもりはありませんが、カプサイシンと化学構造が似ている、ラズベリーケトンを頭に塗るだけでIGF-1理論が実践できるのかはやや疑問です。

IGF-1理論を実践するならば、サプリメントとして、カプサイシンとイソフラボンを体内に摂取するほうが効果が期待できると考えられます。

実際、リッチハーベストローションの公式サイトのQ&Aでも、サプリメントのほうが効果が高いことが記載されています。

リッチハーベストローションのコスト評価

「リッチハーベストローション」のコスト
容量 定価(税込) 1ml あたり単価 1本あたりの
利用期間
1日あたりの
コスト目安
150ml 7,900 円 52.6円 1ヶ月~2ヶ月 131円~263円

「リッチハーベストローション」の総合評価

総合評価:

IGF-1理論自体は興味深い理論であり、育毛の1つの選択肢として十分可能性のあるものだと考えます。しかし、このリッチハーベストローションでは、せっかくのIGF-1育毛理論を実現することは難しいように思えます。

知覚神経を刺激するためには、やはり頭皮に塗るだけではなく、体内に取り込む必要があると思いますし、また、リッチハーベストローションでは、カプサイシン、イソフラボンの代わりに、カプサイシンと化学構造が似ている、ラズベリーケトンが配合されているのみなので、やはり効果は薄くなるのではないでしょうか。

IGF-1育毛理論を実践するならば、やはりサプリメントを摂取すべきです。そういう意味で、「リッチハーベストローション」を育毛剤として使う積極的な理由はあまりないように思います。